2.コーチングはこんなもの


うさこ 「さっきさ、『自発的な行動』って言ってたけど、それってどういうこと?」

たぬき 「そうだね、うさこちゃんが勉強するときにお母さんから『勉強しなさい』って
いわれてやるときと、『よし、勉強しよう』って思ってやるとき、どっちがいい?」

うさこ 「お母さんに言われたときって、なんかやる気をなくすなぁ。
 自分から勉強をやるときの方が効率よくやれるし、それによく覚えられたりするな。」

たぬき 「そう、自分からやったときの方がいい結果を出せるよね。
 それが『自発的な行動』の効果なんだよ。」

うさこ 「あ、そうか。この間のテストでたくさん勉強したはずのなのに、
成績よくなかったわけがわかったよ。」

たぬき 「どうして?」

うさこ 「だってお母さんが『勉強したの?ちゃんとやらないとだめだよ』って
いつもうるさかったからさ。」

たぬき 「はははは・・・。」

うさこ 「でもさ、その『自発的な行動』をコーチはどうやって導き出すの?」

たぬき 「まずはうさこちゃんの話を聞く、とにかく聞くの。
そして目標をはっきりさせて、何が問題になっているかを明確にするんだ。
そうすると『何をすればいいか』がわかるでしょう。」

うさこ 「あ、そうか。そうすればうさこもどんな行動すればいいかがわかるんだね。
でもコーチってそれを教えてくれるの?」

たぬき 「教えることはできないよ。
だってうさこちゃんが何をしなきゃいけないかボクはしらないからね。」

うさこ 「え、じゃあどうやってそれがわかるの?」

たぬき 「コーチングはね、『答えはすべてその人が持っている』っていう見方ですすめて
いくんだよ。」

うさこ 「あ、それがさっき言っていた『ティーチング』との違いなんだね。」

たぬき 「そう、『ティーチング』では答えは教える方が持っている
それに対して『コーチング』では答えはクライアント、つまりうさこちゃんのような
依頼主のなかにあるものを引き出す。」

うさこ 「そうか、人から言われるとなかなか行動に起こせないけど自分が思っていることなら
行動に起こしやすいもんね。」

たぬき 「そう、これが『コーチング』なんだよ。」